「クロールの息継ぎが苦しくて、なかなか先へ進めない」「子どもが息継ぎを怖がって、水泳に前向きになれない」と悩んでいる保護者の方は多いのではないでしょうか。
息継ぎの苦しさは、多くの子が一度は通る道であり、気持ちの面のサポートで乗り越えやすくなることがあります。
この記事では、息継ぎに悩む子どもに保護者ができる関わり方と、焦らず前に進むための考え方をご紹介します。
息継ぎの苦しさは、多くの子が通る道
クロールを覚える過程で、息継ぎに苦労する子どもは少なくありません。顔を水につけて進むことには慣れても、泳ぎながら呼吸をするのは、また別の難しさがあります。
そのため、息継ぎでつまずくことは「才能がない」「向いていない」ということではありません。ほとんどの子が、時間をかけて少しずつ慣れていくものです。
まずは保護者の方が「よくあること」と受け止めることが、子どもの安心につながります。大人が落ち着いていると、子どもも「自分だけができないわけではない」と感じやすくなります。
苦しさの裏には「不安」や「焦り」があることも
息継ぎが苦しいと感じる背景には、体の問題だけでなく、気持ちの問題が隠れていることもあります。「水を飲んでしまったらどうしよう」「みんなより遅れている」といった不安や焦りがあると、体に力が入り、余計に苦しく感じやすくなります。
特に、一度水を飲んで怖い思いをした子は、その記憶から息継ぎそのものを避けたくなることがあります。
子どもが「苦しい」と口にしたときは、すぐに解決策を伝えるよりも、「そう感じたんだね」と気持ちを受け止めることから始めてみましょう。
「できない」より「どこまでできたか」に目を向ける
息継ぎに悩んでいる時期は、子ども自身が「できないこと」ばかりに目を向けがちです。だからこそ、周りの大人が「どこまでできるようになったか」に目を向けてあげることが大切です。
「前より長く泳げるようになったね」「怖がらずに顔をつけられていたね」など、小さな変化でも言葉にして伝えると、子どもは自分の成長に気づきやすくなります。
結果よりも過程を認める関わり方については、結果より過程を大切にする水泳の学び方もあわせてご覧ください。
家庭では「教える」より「支える」を大切に
子どもが苦労している姿を見ると、つい家でアドバイスをしたくなるものです。しかし、保護者の方が泳ぎ方まで細かく伝えようとすると、子どもにとっては「家でも練習の話をされる」というプレッシャーになることがあります。
泳ぎ方のことは指導者に任せ、家庭では「頑張っているね」「今日はどうだった?」と気持ちに寄り添う役割に徹するのも一つの方法です。
家が安心して話せる場所になっていると、子どもは悩みを打ち明けやすくなり、次のレッスンにも前向きに向かいやすくなります。
ほかの子と比べないことが、子どものペースを守る
同じ時期に水泳を始めた友だちやきょうだいが先にできるようになると、子どもは焦りや劣等感を抱きやすくなります。保護者の方も、つい比べてしまうことがあるかもしれません。
けれど、息継ぎに慣れるまでの時間は一人ひとり違います。早く覚えた子が、その後もずっと先を行くとは限りません。
「〇〇ちゃんはもうできているのに」という言葉は飲み込み、昨日のその子と今日のその子を比べる視点を持つと、子どもは自分のペースで前に進みやすくなります。
「怖い」「行きたくない」と言われたときは
息継ぎへの苦手意識が強くなると、「水泳に行きたくない」と言い出すこともあります。そんなときは、無理に背中を押すのではなく、まずは理由をゆっくり聞いてみましょう。
「苦しいのが嫌」「できなくて恥ずかしい」など、言葉にすることで子ども自身の気持ちが整理されることもあります。
一時的に気持ちが落ち込むのは自然なことです。意欲が下がった時期の向き合い方については、モチベーションが下がったときの水泳との付き合い方でも詳しくご紹介しています。
指導者と気持ちを共有しておく
子どもが息継ぎに悩んでいることや、家で話していた不安などは、指導者に共有しておくと安心です。レッスン中の様子だけではわからない気持ちの面を知ることで、指導者もその子に合った声かけや進め方を考えやすくなります。
「最近、息継ぎが怖いと言っています」「水を飲んでから少し慎重になっています」といった一言でも、十分に役立つ情報になります。
保護者と指導者が同じ方向を向いて見守ることで、子どもは「自分は一人で頑張っているわけではない」と感じられるようになります。
水泳以外の時間も、気持ちを整える大切な時間
息継ぎに悩んでいる時期は、子どもの頭の中が「水泳がうまくいかない」という思いでいっぱいになっていることがあります。そんなときこそ、水泳以外の時間をゆったり過ごすことも大切です。
好きな遊びに夢中になったり、家族と過ごす時間を楽しんだりすることで、気持ちがリセットされ、次のレッスンに新鮮な気持ちで向かえることがあります。
また、レッスンのない日まで水泳の話ばかりにならないよう、保護者の方があえて話題を変えてあげるのも一つの思いやりです。心に余裕があるときのほうが、子どもは新しいことを受け入れやすくなります。
個別指導なら一人ひとりの「苦しい」に寄り添える
集団でのレッスンでは、進み方がある程度決まっていることが多く、一人の子の不安にじっくり時間をかけるのが難しい場面もあります。個別指導であれば、その子の気持ちや様子に合わせて、焦らず進めることができます。
Manaby-laboでは、初回レッスンの前に目的や不安なことをヒアリングし、レッスン後にはその日の内容や次回までに意識してほしいことをLINEで共有しています。
保護者の方とも連携しながら、子どもが安心して取り組める環境づくりを大切にしています。
焦らず続けることで、泳ぐ楽しさが見えてくる
息継ぎに慣れるまでの時期は、子どもにとっても保護者にとっても、もどかしく感じることがあるかもしれません。それでも、この時期を焦らず乗り越えた経験は、「苦手なことにも向き合えた」という自信につながります。
呼吸に余裕が生まれると、泳げる距離が伸びたり、水の中で過ごす時間を楽しめるようになったりと、水泳の世界が一気に広がります。
大切なのは、早くできるようになることよりも、水泳を嫌いにならずに続けていくことです。続けていく中で、ある日ふと楽に泳げる瞬間が訪れることもあります。
こんな方に特におすすめです
- 子どもがクロールの息継ぎに悩んでいる保護者の方
- 息継ぎへの苦手意識から、水泳に前向きになれない子の保護者の方
- 家庭でどう声をかければよいか迷っている方
- 子どもの気持ちに寄り添いながら水泳を続けたい方
息継ぎの壁は、安心感から越えていこう
クロールの息継ぎの苦しさは、多くの子が経験するものです。保護者の方が焦らず見守り、小さな成長を認め、指導者と気持ちを共有していくことで、子どもは少しずつ自信を取り戻していきます。「できるようになるまで待つ」という姿勢が、長く続けるための鍵です。
Manaby-laboでは、一人ひとりの気持ちとペースに寄り添いながら、安心して水泳に向き合えるレッスンを心がけています。対応エリアは名古屋市・春日井市・清須市・小牧市・北名古屋市・一宮市・日進市など愛知県内が中心です。まずはお気軽にお問い合わせください。